2023年関西学院大学のスポーツ選抜入学試験(総合型選抜)
2023年(令和5年)4月入学の関西学院大学のスポーツ選抜入学試験について、同大学の入試要項より、アドミッション・ポリシーと出願資格を抜粋しました。現在、スポーツに日々汗を流し、将来、関西学院大学のスポーツ部で活躍したいと思っている高校生の皆さんへの情報です。
目次
関西学院大学のミッション
世界を視野におさめ、他者(ひと)への思いやりと社会変革への気概を持ち、高い識見と倫理観を備えて自己を確立し、自らの大きな志を持って行動力を発揮するMastery for Service(奉仕のための練達)を体現する世界市民を育成する。
関西学院大学のアドミッション・ポリシー
関西学院大学は、このミッションに共感し、大学での学びや諸活動の中で、自分への挑戦をし続ける意欲にあふれ、さまざまな適性を有する多様な背景をもった学生・生徒を世界のあらゆる地域から受け入れます。そのために、これまでに培われた確かな基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた資質、能力、学ぶ意欲や人間性などを、多様な入試制度により多元的に評価することを基本的な方針としています。
スポーツ選抜入学試験アドミッション・ポリシー
関西学院大学のアドミッション・ポリシーに基づき、本入学試験では、スポーツ活動において優れた能力と競技実績を有し、入学後に学業とスポーツ活動を両立させる強い意欲をもつ者を積極的に受け入れ、本学における教育の活性化とスポーツ活動の一層の振興に寄与することを目指しています。
出願資格
次の要件のすべてに該当する者。合格した場合は本学に入学することが条件となります。
(1) ①~③のいずれかの条件を満たす者。
① 2023年3月に高等学校もしくは中等教育学校を卒業見込の者。
② 2023年3月に通常の課程による12年の学校教育を修了見込の者。
③ 2023年3月31日までに学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校卒業見込の者と同等以上の学力があると認められる者。
⑵ 本学への入学を専願し、入学後、学業と体育会でのスポーツ活動を両立させる強固な意欲を持ち、学業に努力し所定の卒業条件を達成する強い意欲を持つ者。
⑶ 出願しようとする学部の以下に定める学力基準を満たす者。
〈神学部〉〈社会学部〉〈法学部〉〈経済学部〉〈商学部〉〈人間福祉学部〉〈教育学部〉
高等学校もしくは中等教育学校*において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上である者。
〈文学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上である者。ただし、日本史学専修を志望する場合は、卒業時において「日本史」科目を履修済みであることが必要である。
〈国際学部〉〈総合政策学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)全体の学習成績の状況が3.3以上で、かつ「外国語(英語)」の学習成績の状況が3.8以上である者。
〈理学部〉〈工学部〉〈生命環境学部〉〈建築学部〉
高等学校もしくは中等教育学校※において、入学時より第3学年1学期末までの(2学期制の高等学校に在学している場合は、第2学年末までの)成績が、次の①または②のいずれかを満たしていること。
① 「外国語(英語)」「数学」「理科」の3教科の学習成績の状況の平均が3.8以上であること。
② 「外国語(英語)」「数学」「国語」の3教科の学習成績の状況の平均が3.8以上であること。
ただし、①・②いずれの場合でも、卒業時において下記科目を履修済みであることが必要である。
○:卒業時に履修済みのこと
△:△マークの組み合わせのうち、いずれか1つを卒業時に履修済みのこと
▲:▲マークの組み合わせのうち、いずれか2つを卒業時に履修済みのこと
*数学と理科の単位読み替えについて
【数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学 A、数学 B】は、【理数数学Ⅰ、理数数学Ⅱ、理数数学特論】に読み替え可能。
【「物理基礎」および「物理」】は、【理数物理】に読み替え可能。
【「化学基礎」および「化学」】は、【理数化学】に読み替え可能。
【「生物基礎」および「生物」】は、【理数生物】に読み替え可能。
※中等教育学校に在学している場合は、高等学校に相当する課程における学習成績の状況を指す。
⑷ 次のいずれかの「競技基準」以上の実績をもつ者。(高等学校入学後の実績に限る)
・オリンピック、世界選手権大会、各種国際大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・全国高等学校総合体育大会、全国高等学校選手権大会、全国高等学校選抜大会、国民体育大会等の全国大会に
出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。
・都道府県選抜チーム(代表)に選ばれた者。
・地区レベルの大会に出場した正選手、もしくは、出場したチームの正選手。(地区レベルの大会とは近畿大会、九州大会、北信越大会などの大会を指す。)
・都道府県レベルの大会に出場し、当該大会においてベスト8以上の実績をおさめた正選手、もしくは、ベスト8以上の実績をおさめたチームの正選手。
・その他、本人が上記の競技基準と同等の競技実績をあげていることを、新聞・雑誌記事、連盟・協会等の資料によって証明できる者。
例)
・本人の持つ公式個人記録が上記の競技基準と同等レベルの記録であることが証明できる者。
・本人が正選手として出場した大会が上記の競技基準と同等レベルの大会・実績であることが証明できる者。など
⑸ 英語資格・検定試験(4技能)のスコアを提出できる者(スコアは問わない)。
※文部科学省(平成30年⚓月)発表の『各資格・検定試験と CEFR との対照表』に記載のあるもので、正規スコアとする。また、各民間試験運営機関が定める有効期限内のものに限る。
■英検(実用英語技能検定)場合
まとめ
スポーツ能力に優れた者を対象とした入学試験ではあるが、そのアドミッション・ポリシーにあるように学業とスポーツ活動を両立させることが合格の条件となる。さらに、英語資格・検定試験(4技能)のスコア提出が出願資格となるため、スポーツにおける優秀な成績や結果だけでは、関西学院大学に合格することはできない。現在、高校1年生や2年生でスポーツの部活動を行い、その能力で更なる高みを目指しているのであれば、英検(実用英語技能検定)をはじめする英語資格・検定試験(4技能)の対策だけは、早い段階から始めておくべきだ。又、「英語資格・検定試験(4技能)のスコアは問わない」と出願資格にあるが、当たり前の話として高いスコアをもっている事にこしたことはない。出願資格の諸条件をクリアーしているのであれば、スポーツの成績や結果と英語資格・検定試験(4技能)スコアをあわせた総合的な評価で合否が決まるからだ。
※このブログは、記述日に確認した関西学院大学の2023年入試要項の内容に基づいて書いております。諸条件等については変更される場合がございますので、必ずご自身で大学のホームページ、入試案内冊子など最新の情報をご確認ください。
※ 英検は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。このプログラムは、同協会の承認や推奨、その他検分等を受けておりません。英検の正式名称は「実用英語技能検定」といいます。
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